インプラント京都デンタルケアでは虫歯と同じぐらい歯を失う原因となる歯周病予防に力を入れておりますので、歯茎から出血など気になる症状がある場合はご相談くださいませ。
歯列矯正は、思い立ったらすぐにできる、というものではありません。まずは自分の歯の状態を確認するところから始めます。なぜなら、虫歯や歯周病があると基本的に矯正治療ができないからです。
虫歯や歯周病は歯の状態を悪化させるだけでなく、口腔内の環境全般に悪影響を及ぼします。これを放置して歯列矯正にとりかかったとしたら、途中で歯が崩壊したり、歯肉が炎症を起こしたりと矯正目的を達することが不可能な状況に陥ることも考えられます。
従って、虫歯や歯周病にかかっている人は、先に虫歯治療・歯周病治療をする場合が多くなります。
厚生労働省が平成23年に公表した資料によると、歯周疾患の罹患率は年齢が上がるとともに上昇しています。この中で、平成17年のデータでは20代前半で10%に近くなり、30代では20%台半ばに達しています。
さらに、40代前半で30%に迫り、40代後半では一気に40%を突破しています。50代後半から70代前半がおおむね50%前後で最も高い罹患率になっています。
老齢層で罹患率が下がってくるのは、歯が健康になったのではなく、歯がなくなったことが原因と考えられます。
虫歯・歯周病があると矯正ができない以上、矯正をするためには虫歯・歯周病の治療を優先して行う必要がある、との結論に達するのは正常な考えです。しかし、矯正治療では例え健康な歯であっても必要性があれば抜歯する場面があります。ということは、虫歯を優先して治療したところ、矯正の必要性からその治療済みの歯が抜歯対象となる可能性がないとはいいきれません。
もし、そのような事態になったら、せっかくの虫歯治療が完全に無駄になってしまいます。そのため、これから矯正を受ける考えがある場合は、歯科医と良く相談して、その虫歯が抜歯対象となるかどうかを見極めるのが得策でしょう。
矯正前に虫歯・歯周病を治療したからといって安心はできません。何もしていなくても虫歯・歯周病に罹患しますから、矯正装置を装着している間は余計に罹患の心配があります。矯正中はワイヤーブラケット等の装置があるためにブラッシングもなかなか効果的にはできないものです。もちろん、歯科医でもケアしてくれますが、期間中は特に口腔内ケアに注意を払う必要があります。
矯正と虫歯・歯周病の関係を正しく理解して、治療の効果が最大限になるようにしましょう。
Copyright (C) 2014 大人の歯列矯正Gd All Rights Reserved.