【大人の矯正にかかる費用】料金の内訳や保険適用とデンタルローン

大人の矯正治療の費用

大人の矯正治療は子どもの場合に比べて費用が高いケースが多いです。大人と子どもでは体の大きさが違うように、様々な違いがあるものです。単純な虫歯1本の治療であれば差が付くほどのことはないでしょうが、矯正ともなれば同じ料金というわけにもいきません。また、器具の素材などを自分で選択されれば総額が増えるのも当然です。

大人の矯正治療に必要な各種費用

大人の矯正治療にはどんな費用がかかるのかを見ていきます。
※料金設定区分・金額は医療機関によって異なります。ここでは、一般的な例としてご紹介しています。

料金の内訳

• 相談料(無料の場合もあり)
• 診察診断料
• 基本料金
• オプション料金
• メンテナンス費用

基本料金の中には矯正治療に欠かせない装置・材料・施術料といったものが含まれています。オプション料金は、ブラケットなどの装置や補助的な部材をお好みのオプション品にした場合等にかかってきます。矯正装置を設置したあとも、メンテナンスのために通院が必要です。通常は通院する度に料金がかかります。

トータル金額

トータル金額は、80万円～100万円程度が目安となります。オプション内容により、また事前に必要な施術がある場合等を加えるとさらに費用が必要となります。

2種類の料金体系

上記の積み増し式の料金体系が一般的ですが、最近では「トータルフィー」と呼ばれるコミコミの料金体系も増えつつあります。この場合は、追加料金がありませんので最終的にいくらかかるかわからない、という心配も無用です。同時に、初めからすべてが含まれているので初期費用的には積み増し式より高くなりがちです。

矯正の種類別費用

• 一般的なワイヤーブラケットを使用した場合…　60万円～80万円前後
• 高級ブラケットを使用した場合…　80万円～100万円前後
• インビザライン・リンガルブラケットを使用した場合…　120万円前後

保険は適用されるか

基本的に歯列矯正では保険の適用はありません。例外的に、外科的矯正の場合は保険の適用があります。

デンタルローン

このように、100万円クラスのお金が必要になりますので、すぐには用意できないというケースもあるでしょう。お金ができるまで待っていられるなら構いませんが、そんな時間的余裕もない場合はデンタルローンがあります。デンタルローンは、治療にかかる費用を考慮して限度額が500万など高額であり、返済期間も5年から7年などと長期のローンです。

費用も大事だが中身がもっと大事

大人の矯正治療では、費用負担を抑えることよりも、より目立たない装置を選択し、より効果的で便利な手法で行うことを患者様が選択される傾向にあります。そのため、大人の矯正治療の費用は見た目に高いかもしれません。しかし、金額に見合った内容かそれ以上の結果であれば十分満足していただけるでしょう。